東北キャンピングカーショー 2017

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キャンピングカー選びは『住まい選び』?

写真:キャンピングカージャーナリスト 渡部竜生

キャンピングカージャーナリスト 渡部竜生

「妄想シュミレーション」をお薦めしたわけだが、「なんのこっちゃ」と思われる方も多いと思う。キャンピングカーをよく知らない人に「具体的に想像してみてください」というのも少々乱暴な話かもしれない。とはいえ、自分に合うキャンピングカーを探すためには重要な話なので、もう少し詳しく説明しよう。

マンションを思い浮かべていただきたい。一棟の中にも、いろいろなタイプの部屋があるのはご存知だろう。広さや間取りが違えば、住むのに適した人数やライフスタイルも違う。また、同じタイプの部屋だったとしても、実際に人が住み始めれば、家具が置かれたり、各部屋の使い方が違ったりして、その使い勝手は千差万別になる。キャンピングカーもまったく同じなのだ。外観が全く同じだったとしても、中の間取りが違えば使い勝手は違ってくる。また、間取りだけではなく、装備そのものが違う場合だってある。

例えば、マンションならトイレが無い物件などないだろうが、キャンピングカーの場合には充分ありえる話なのだ。つまり、トイレのついている車も、ついていない車もあるということ。キャンピングカーには『構造要件』というのが法律で定められており、キャンピングカーである以上は「必ず装備していなくてはならない」設備が決められているが、トイレはその「なくてはならない設備」ではないため、あってもなくてもかまわないというわけだ。

キャンピングカーの写真

では、自分にとって「必要な設備」とは何だろうか。それを知ることが、自分に合った車選びに繋がるはずだ。ここで大切なのは、「使う人の数だけ欲しい装備は違う」ということ。

いきなり「自分にはどんな装備が必要なのか」を想像しようとしても難しいかもしれない。だが、キャンピングカーで「自分が何をしたいのか」は比較的想像しやすいのではないだろうか。

例えばあなたが、温泉地巡りをしたいのなら、トイレはそんなに重要ではないかもしれない。だがもしも「山奥へ分け入って、風景写真を撮りたい」と考えているのなら、トイレは重要なスペックになるだろう。また、家族に小さな子供がいる場合は、目的にかかわらずトイレは重要かもしれない。

もし、「旅先で美味しいものを食べ歩く」のが目的ならば、キッチン設備はお湯が沸かせる程度で充分だ。しかし、「各地の味覚を持ち帰りたい」とか「キャンプ場で調理して楽しみたい」のであれば、冷蔵庫などキッチン周りは充実しているほうがいい。

ありとあらゆる機能・設備を盛り込めたらいいのかもしれないが、キャンピングカーは車なので、スペースは限られている。つまり「スペース」と「装備」はトレードオフの関係だと言っていい。そこで、必要な装備を「仕分ける」作業が大切なのだ。

キャンピングカーの写真

普通の家と違って、食卓スペースがベッドになったり、ベッドが天井に収納されていたりと、キャンピングカーには様々な仕掛けがある。さながら忍者屋敷のごとしだが、自分にとって必要な装備が「どの程度の機能で」「使いやすいかどうか」、こうした仕掛けを実際に操作してみるのも大切な「仕分け作業」のひとつだ。

その点、キャンピングカーショーは、実際に車に触れて、試せる絶好の機会。カタログ上の机上の空論ではなく、ぜひ実物に触れて確かめて欲しい。

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